新型コロナウイルスにより一喜一憂した2年間が過ぎました。
皆さまにとっても大変な期間を過ごされたとお察しいたします。親しい親戚、友人と会うことさえためらわれた2年間でありました。
私どものクリニックでも三密を含めた患者様への対策と共に、コロナウイルスを99%パーセント除去できるとされるオゾン発生装置をクリニック内各所に配置し、さらには従業員にはウイルスの感染予防に有効とされる乳酸菌飲料の摂取を義務化するなど可能な限りのコロナ対策を行い、また医療従事者としては当然のコロナワクチン2回接種を行い、幸いにもコロナ感染者を一名も出さずに過ごしてまいりました。
振り返りますと、新川しんかわクリニックの開設から22年が経ちます。耳鼻咽喉科の手術を日帰りで行う手技が認められて、世界のスーパードクターの一員として何回かテレビ出演もいたしました。そのおかげで鼓室形成手術の件数が数年間日本1になりました。この22年間の耳の手術は全国からの患者様を受け入れて10,000例を超え、鼻の手術も5,000例にもなります。
その間には多くの若手耳鼻咽喉科医を常勤医師として受け入れ、日帰り手術を念頭に置いた精度の高い外来診療の指導と共に、耳鼻咽喉科領域の手術指導もおこなってまいりました。そのうちの何人かは独立し、日本各地で精度の高い耳鼻咽喉科医として活躍しているのを目の当たりにして教育者としての幸せを感じている昨今であります。
また、東海大学医学部の客員教授として毎年、医学生及び前期研修医にも私どもの精度の高い耳鼻咽喉科医療の診療姿勢を教育指導してまいりました。
私わたくしごとですが、昨年4月から診療精度が低くなってきた新川しんかわさがみ野クリニックのてこ入れのため、新川しんかわさがみ野クリニックの院長に就任いたしました。その結果としてそれまでさがみ野クリニックで漫然医療になりつつあった長期投薬患者様などの中から、8ヶ月で60人もの手術適応患者様を見い出し、新川しんかわクリニックで手術いたしました。
まだまだ新川しんかわクリニックでの手術指導、研修医教育があるため、新川しんかわさがみ野クリニックの外来に専念できませんが、出来るだけの努力を致す所存でございます。
2022年はオミクロン株によるコロナウイルスの蔓延が危惧されますが、新川しんかわ医療グループでは可能な限りのコロナ感染対策をおこなったうえで、良質な精度の高い耳鼻咽喉科医療を続けてまいりたいと思います。
2月3月はスギ花粉症の季節がやってまいります。毎年重症のスギ花粉症を発症する患者様には精度の高い耳鼻咽喉科医療のひとつとして、1月末までに局所麻酔でおこなうレーザー鼻内手術治療も毎日予約なしにおこなっています。
- 医療法人惠栄会 理事長
- 新川しんかわさがみ野クリニック 院長
- 東海大学医学部客員教授
- 新川しんかわ 敦あつし
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